nikunattoのブログ

医大生です。真面目なことふざけたこと、医学部あるある色々書きます。Twitterはnikunattodoctorです

大学生の収入源①

大学生はお金がかかる。飲み会、遊び、部活やサークル、旅行、人によったら授業料や下宿代。じゃあその捻出の仕方はどうしているのだろうか。メインとなる収入源について考えてみた。

 

①バイト。

一番スタンダードだろう。例えば大した学力が無くても塾講師は大学生の鉄板のバイトになっている。他には賄いがでる飲食も人気のイメージだ。その他に単発の派遣やイベントスタッフをやっている人がちらほらといったところだろうか。

ちなみにバイトをしていない友達はあなたの周りにいますか?僕の周りはちらほらいる。そういう人たちは比較的叩かれる対象にあるような気がする。今は全然違うが、私もどちらかといえば前まで叩く側だった。大学生にもなって親にたかり一銭も稼がないのはいかがなものかと。後輩に奢る時も親の金。格好良くもないし教育的にも良くない。しかし最近僕はバイトに昔ほどあまり意味を感じなくなってきた。とは言いつつバイトを辞める気は無いが有難い事に医学部が忙しいという事に理解がある親がお金の援助はしてくれるので最悪辞めても問題ない。私自身、塾講師やコールセンターや、派遣スタッフなどいろいろやってきた。面白い経験もしたし、理不尽な上司がいてカチンときたこともあった。まあそれもふまえて良い思い出だし、人生経験だ。しかしバイトの目的を考えるとやはり優先事項NO.1はお金だろう。誰もボランティアで塾講師をしないしウェイトレスなんてしない。ちなみに関東などで相場が高くない限り時給は1000円程度あれば良い方だし、高待遇塾講師で2000円くらいだろう。私は医学部に在籍していて将来順当にいけば医師になる。医師にもアルバイトなるものがある。相場は時給1万円〜というレベルが多い。ちょっと待て、今10時間働いてやっと稼げるお金が将来たった1時間で稼げるのか。だったら今バイトして時間とエネルギーを浪費するなら他に回せば良いのでは?という考えが生まれてきた。少し話が逸れるが、東京大学医学部現5年生で2年生の時に理科II類から医進した宇佐見天彗さんの言葉で次のようなものがある。"大卒と高卒で生涯年収に約9000万円の差がありこれが高校3年間の勉強するか否かの差によって生まれたものであると考えることができる。高校3年間1日3時間勉強すると年間約1000時間で3年間で3000時間。つまり高校の勉強は時給3万円の価値がある"

また、最近注目を集めている人で同じく東京大学医学部現5年生の河野玄人さんは"今勉強すれば将来年収が100万円変わる。長い目で見れば何千万変わるのになんで今勉強しないの?"

 

ちなみに宇佐見さんも河野さんも特に高校生に言っている。高校生が目先の遊びや目先のお金のためにバイトするなら勉強して将来稼げるようになろうよ、ということを言っている。これは高校生に言っているといえども大学生にも充分通ずる。目先のバイトを頑張りすぎて留年した人を僕は何人か知っている。これにより1年の学費や将来働く年数が減って大きな損害を得ているわけだ(もし将来自営をされるなら生涯賃金の概念は関係ない)。高校生のバイトは大学生と比べて小遣い稼ぎというより家計を支えるためという人が多いように思えるので、正直あまりアンチバイト論を言えない。しかし長い目で見てお金を稼ぐことに焦点を当てると高校生バイトはそんなに効率的ではない。お小遣いをただ稼ぎたいだけなら大学生になって、あまりしんどくない程度に、留年しない程度にやるのがいいだろう。

さあ、高校生から大学生に話を戻そう。大学生になったら自分が使う小遣いくらいは自分で稼ごう論が世間一般の考えなのでやはりそれに乗っかるのが無難なのかな。バイト賛成論やアンチバイト論をそれぞれ述べたりで、お前はどっちなんだと言われるかもしれないが、ここでまとめると全くバイトをしないというのも一般的にも教育的にもあれなので少しだけで良いからバイトをしようということで結論を出したいと思う。白黒つけなくてすいません。これがベスト譲歩と判断しました。

 

次回にまた続き書きます